自園製『成里乃』とお抹茶

- 抹茶「成里乃」誕生 -

 当園が栽培いたしております茶園の中に室町時代足利将軍が宇治に開いた「宇治七茗園」で唯一残る茶園「奥ノ山」がございます。この茶園には宇治茶のルーツとも言うべき在来種が1,500本余り栽培されておりましたが、1981年改植を期に、後世宇治茶にふさわしい残すべき品種の発見に取り組みました。
53種を一次選抜、永年の茶栽培経験から茶の品質(味、香り、水色、色沢)、樹勢、収量等を子細に検査、1994年に2種に絞込みました。その後、6年間の栽培試行期間を経て、このお茶なら宇治茶として将来誇れる茶になるとの自信のもと、2000年に農林水産省に品種登録申請、2002年11月に登録が告示されました。足掛け20年の歳月を経て、誕生した新品種は碾茶向き「成里乃」と玉露向き「奥の山」の2種類でした。
「成里乃」は、2010年奈良県で行われた第64回全国茶品評会で念願の日本一農林水産大臣賞を受賞致しました。品種を見出してから30年の年月を経ての事で、個人が見出した品種での一位はまれな事でした。この先代信夫の品種発見ストーリーは2014年NHKBSプレミアムで放送されたドラマ「鵜飼に恋した夏」の中で、モデルとなり「奥ノ山茶園」と共に紹介されました。


堀井七茗園

Copyright © 2017 堀井七茗園 All Rights Reserved